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2016年元気ちゃん、道渕果樹園へ参上!!

毎年ご好評をいただいております【道渕さんちの梨】 今回よりシリーズで、その美味しい梨が実をつけ、皆さまのお手元へ届くまでを密着取材し、お知らせしていきたいと思います。

第1回は《受粉》です。

第1回は《受粉》です。

4月23日(日)只今、道渕果樹園は梨の花・桃の花が満開です。 その梨の花への受粉作業を、みどりの管内に住む小学3年生の関場愛椛ちゃんと体験してまいりました。

「物知りノートその1」品種の違う花粉でなければ受粉しない。 幸水の木へ幸水の花粉では受粉しません。違う品種の花粉を前もって採取し、それを使用します。今回は豊水の花粉をあきづきの木へ受粉させました。

「物知りノートその2」開花と実の法則。 品種ごとに開花の時期違います。「それは知ってるよ」と言う声が聞こえてきそうですが、実をつける順番にもある法則があるんです。 1新興 2新高 3南水 4あきづき 5豊水 6幸水 これは開花の早い順番です。では実をつける順番は、 1幸水 2豊水 3あきづき 4南水 5新高 6新興です。 お気づきですか?実は、開花の早い順番とまるっきり逆なんです。 こんな法則があったとは知りませんでした。

第1回は《受粉》です。

さて、受粉作業ですが、晴天も続き、気候が良いと受粉作業を野生の蜂さん達へお任せする年もあるそうですが、実際やってみると、首を上へ曲げた状態で、花ひとつひとつへ花粉を付着させていくのは、とても根気のいる作業でした。愛椛ちゃんも言っておりました「どこまでやったかわからなくなる」そのとおり、なので本来3人でやる場合担当の枝を決めて、やり残しのないようにするそうです。

第1回は《受粉》です。

わたし事ですが、生まれて初めて梨の花の香りをかぎました。 みずみずしさとすがすがしさを感じさせるような、甘くない香りでした。 貴重な体験をさせていただきありがとうございました。写真は、50年ものの梨の木です。大事に育てられ、今まだ現役で梨の実をつけていても、消費者の、さらに甘い梨が食べたいという声で、改良されていく新品種の梨のニーズに負けてしまうとは、ちょっと悲しい気持ちです。

さて次回は5月末頃に【摘果(てきか)】という作業を行うそうです。また次回をおたのしみに・・

第2回《摘果》です。

第2回《摘果》です。

6月8日(水)道渕果樹園はジャングルの様に梨の葉が生い茂っておりました。摘果(てきか)の工程です。

「物知りノートその3」最初は90%位おとす。 梅の実大に成長した梨の果実を、枝30センチに1個の割合いで残していくそおですが、一度に全部は落とさないんです。中には成長途中で傷がついたり、形が悪かったりするものも出るので、もう一段階成長した袋がけの時にまた0.5%位おとすそうなんです。厳選に厳選を重ねるんですね!

第2回《摘果》です。

「物知りノートその4」 摘果の作業が実は一番大変で一番重要。 14・5年ものの木に果実250~300個を残し、厳選された果実を育てて行くんですね。 「今年は気候もいいから梨の成りがとにかくいいから、実の量が半端なく多い!」ともらす道渕さん、なれた手つきで瞬時に実の付く位置を見極め、次々に余分な葉と実をパチパチと摘果をしていく技術は、長年つちかった職人の技と確かな腕によるもの。と実感した一日でした。実りの秋の果実がまた一段と楽しみになりました。

第2回《摘果》です。

道渕さん、今日も貴重な体験をさせていただきありがとうございました。さて次回、6月末頃には【袋がけ】作業行います。次回もぜひお楽しみに・・・

第3回《袋がけ》です。

第3回《袋がけ》です。

7月5日(火)この赤い袋の数見てください!道渕果樹園の一角の様子ですが、数え切れないはどの赤い袋、ある意味幻想的な光景でした。 こちらの白い袋がかけられた梨の木は、この画像に写っている手前の枝も全部奥の木の枝なんです。

早速今回の「物知りノートその5」 お気づきの通り赤い袋と白い袋があります。違いは? 実は赤い袋には防虫加工が施されているんです。

メリットとして、防虫加工により消毒の回数が減らせるということ、そして袋をかけることにより、鳥害の予防、風雨による葉のこすれなどから果実を守る、日焼けによる色付きで、梨の生育の見誤りなどを防ぐなどなど・・・箱入り娘も同然です。

第3回《袋がけ》です。

しかしデメリットとして、やはりコストがかかること、てまひまがかかることなど。今年も家族3人で半月を費やして、やっとこの袋がけ作業も終了とのこと。お疲れさまでした。 さて今後の予定ですが、通常10日に一度は消毒しなければならないところを、袋がけによって15日に一度でよくなった消毒作業を定期的に行い、乗用の草刈機械で草を刈るなど、畑のメンテナンスを行うとのこと。

第3回《袋がけ》です。v

「今年は花の時期がいつもの年より早かったから、収穫も早いだろう」と嬉しい情報もいただきました!袋からはち切れんばかりにパンパンに大きく育ち、甘くみずみずしい果実に出会える待望の収穫の秋まで、もう少々お待ちください。

次回は8月初め頃に【夏季剪定】を行います。 太陽のエネルギーを吸収するのになくてはならない葉ですが、多すぎるのも木や実に良くないのです。 では、また次回をお楽しみに・・・

第3回《袋がけ》です。

第4回《害鳥よけ》です。

第4回《害鳥よけ》です。

先日、夏季剪定の終わった果樹園へお邪魔してきました。行ってびっくり!!ととと鳥がッ!!!すごい大騒ぎで、梨の実が~~~!!と焦るわたしをよそに余裕の道渕さん。 実は本物の鳥ではなく、鳥の声だけ、それもケンカをしているような騒がしい声のみを録音したものを大音量で流していただけだったんです。これをすることで、本物の鳥が寄り付かないんだとか。勉強なります。

〝実〟はと言えば、大きくなってきました!9/3のJA直売所キャラバンで試食していただくことも決定いたしました!成長をますますお楽しみにしてください!!

第4回《害鳥よけ》です。

鳥のすごい声をお聞きください。 物凄い音量なので、再生の際はお気をつけくだい。

第5回《袋取り》です。

9月16日(金)
久しぶりに道渕果樹園へお邪魔し、袋取りの作業をお手伝いしてきました。
袋を取るといっても、実が大きくなり、もうすでに袋を破いて外へ顔を出している梨たちもちらほら。幸水は小ぶりなため自ら袋を破くことはありませんが、大玉のあきづきは袋の中では、ところ狭し!と自ら袋を破るすばらしい成長ぶりです!
そして、本日の「物知りノートその6」
袋を破いて中身を確認せよ!
袋の下の方の点線から切り取ってしまい、梨の〝色・艶・形〟を見ます。
この時点でまだ少し青みがある成長段階、
色がヤマブキ色になったときがいざ収穫のとき!というわけです。
『元気ちゃんの自由研究』でおいかけている『あきづき』は収穫まではまだもう少しといったところ。

第5回《袋取り》です。
第5回《袋取り》です。

ここでもやはり長年つちかってきた経験がなせる業〝見極める目〟
梨ひとつひとつの一番美味しい収穫時を見極め、収穫に至ります。

第5回《袋取り》です。

色・艶・形・味どれも優れた梨たちを育てる、「『美味しい~』と言ってもらえるのが一番嬉しいね」と語る道渕さん、農作業で夏の日差しに焼かれ、残暑の太陽に照らされる横顔は、職人魂を感じました。

第5回《袋取り》です。

次回は・・・なんと最終回です。

待望の【収穫】です。9月末から10月中頃を予定しております。お楽しみに。

第6回 最終回は《収穫・出荷》です。

第6回 最終回は《収穫・出荷》です。

大人気、【元気ちゃんの自由研究】最終回を迎えることとなりました。
第1回の元気ちゃんと体験した《受粉》作業から、約半年こんなに立派な梨に成長いたしました!
大切に大切に収穫され出荷される梨達・・・まるで箱入り娘の嫁入りを見ている気分でした。

「物知りノートその7」選別 色・形・大きさを見極め箱詰めします。
この作業の大半は息子さんの慎一さんに一任しているそうです。
いい梨を〝見極める目〟は父親譲り?と思いきや、父親よりも優れていると、父親の道渕さんよりお墨付き。
お客様へお届けする前の最後の工程、安心と信頼へつながる大事な作業です。

第6回 最終回は《収穫・出荷》です。

こちらが袋がけをしなたっか梨の実です。

第6回 最終回は《収穫・出荷》です。

そしてこちらが袋がけをしたツルツルな肌の梨の実です。
肌質が全然違いますよね!

第6回 最終回は《収穫・出荷》です。

約半年に渡り道渕果樹園の梨の成長を追いかけてきました。
犬のゴン太くんはわたしが行っても警戒して吠えなくなりました。
猫のナナさんは干渉しない性格なのか、姿を見せてくれません。
〝梨はとっても甘く、とっても美味しく成長しました〟
これまでご愛読いただきありがとうございました。
感謝の気持ちを込めまして、道渕さんより梨のプレゼントをいただきました!
詳しくはこちらをご覧ください
   ↓↓↓↓↓
《元気ちゃんクイズ》
   ↑↑↑↑↑

来年も再来年も道渕果樹園の美味しい梨の出荷は続きます。
その年その年によってまた新たな梨のドラマが始まります。買って食べて、美味しさを実感して、その梨のドラマの1ページに参加してみてはいかがでしょうか?

第6回 最終回は《収穫・出荷》です。

では、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
【元気ちゃんの自由研究】次回は何のお野菜・果物が登場するか、お楽しみに・・・

※こちらのクイズ プレゼント企画はご好評をもちまして終了させていただきました。ありがとうございました。