2018年2月早春、今年は春が来るのが遅いような気がします・・・春が来ないなら探しに行こう!
雪の中を歩いて、どこへやってきたかというと・・・
2018年元気ちゃんは、みどりの管内のひとつ、大崎市松山の筒井さんのお宅で【トルコキキョウ】の観察をしたいと思います!
トルコキキョウには早生(ワセ)と晩生(オクテ)がある。
晩生を先に撒き、日にちを置き早生を後から撒くと、開花時期がだいたい同じ頃になります。
トルコキキョウの品種は100以上!!その中でも安定した人気があるのは〝白〟
一度の種撒きで37枚の苗床に種を撒きます。
6種類、1種類あたり6枚撒き、残りは人気色を撒きます。
ちなみにひとつの苗箱から約150本の苗ができるそうです!
室温は、昼間は25℃
夜間は28℃にしています。ハウスの水温は14℃
あたたかくし、発芽を促します。
種撒きは根気のいる作業でした。
種は小さく、色々な栄養が混ざった土に撒くと、見分けがつかなくなります。
一瞬見失ってしまったときがあり、あせりました。
トルコキキョウはわたしと同じで太陽の光を好むので、光合成のために、あえて覆土(ふくど:種に土をかけ、土で覆ってしまうこと)はしないそうです。
今日わたしが撒いた苗箱に《元気ちゃん》と名札もつけてもらいまいした!
『種ちゃん、元気に育ってね!!』
元気ちゃんのその後・・・
種を撒いてから約12日・・・小さな小さな芽がちょこちょこ飛び出しました!
見えますか?みえますか?
わたしには見えます!!
すこし緑がかっているのは、たっぷりの水分と湿度により苔が生えたんですね。
水は下からたっぷりと!!
水分は下から吸わせます。 ひたひたになったら水を抜き、乾いてきたらまたたっぷりひたひたにしてあげます。
水分を下から吸わせることによって、根が下の水分をほしがり下へ下へ伸びて、強く丈夫な根に育つそうです!
だから筒井さんちのトルコキキョウは丈夫なんですね!
さてこの作業、まだまだ続きます・・・
いよいよ底面灌水開始です。
表面の土がしっとりしてきたら、手前のホースを使い水を排出します。
ところで元気ちゃんはというと・・・
おーーー!!青々してきました!!
「何箇所か種を二つ撒いたところがあるようです(笑)」と筒井さん
元気ちゃん、調子にのっていっぱい撒いたもようです(ˆˆ;
栄養の取り合いしないでね~~
さて今月はひたすらこの作業です。
ちょっとずつちょっとずつ、日々ちょっとずつ成長する赤ちゃん苗に一喜一憂し、成長を心待ちにしたいと思います。
3月の小春日和のとある日、畝(うね)も無事完成し、灌水チューブの設置のお知らせをいただいたので、行ってまいりました!
まずは畝(うね)の準備からはいります!
こちらが灌水チューブです!
新品です☆
そして気になる最新の元気ちゃんです!
『苗箱の中で、雨にも風にも当てずに、結露した水分が苗に直接落ちないように気を使い、暗くなればシートをかけ、寒くなったらヒーターをつけ、快適なハウスの中で大切に大切に育ててきた苗の赤ちゃん達を、過酷な環境の、野良猫も入りそうな大きなハウスへ移動させるのは大海原へわが子を放り出すような気持ち。』と語る筒井さん。
なのでなるべく快適な環境を作るために、土壌検査や肥料選び、灌水チューブの設置にはとても気を使うそうです。
親心ですね~
そして4棟完成いたしました!
マルチにバーナーで穴を開けている様子です。 燃えカスがチューブへ落ちてしまい、今年も何箇所かやってしまったそうです。
水路にも水が入り、いよいよ水を汲み上げ、テスト運転の様子です!
これで赤ちゃん苗を待ち受ける準備万端です!
さて!4月のこの暖かな気候により、ますます赤ちゃん苗の成長が加速していきます♪
次回はいよいよ元気ちゃんの出番です!
4月になり入学式も終わった元気ちゃんもとに、そろそろ【定 植】ができるよと連絡をいただきいってまいりました!!
元気ちゃんのまいたトルコキキョウの種は大きく育ち、いよいよ大海原(ハウス)へ解き放たれます!
今回はみどりの管内に住むおなじみの〝元気ちゃん〟←小さい方 と
ななななんとリアル〝元気くん〟が定植の体験をしてきました!
ピンセットで細かな苗を触る作業は、小さい元気ッズ達には難しい作業でしたが、ひとつひとつ大切に定植してきました。
しあげは筒井さんが責任をもち、元気ちゃん苗すべて無事に定植を完了していただきました。
一番最初に書いた名札も立ててくれました!
ここからどう育つのかとても楽しみです♪
元気ッズ達のお相手をする筒井さん、日々の農作業で太くなった指で、吹けば飛びそうな根を持つ苗を、器用に扱う姿は、実はとても優しいお兄さんなんです。 作業の忙しい折、元気ッズ達のお相手ありがとうございますm(_ _)m
今後ともよろしくお願いいたします♪
ところで・・・ かれこれ一ヶ月が経ち、最近急に気温が高くなり、ふと元気ちゃん苗が枯れていないか心配になり、筒井さんのハウスへ行ってまいりました。
番犬のヒメちゃんはしっかりとお仕事をしておりました!
さて【元気ちゃん苗】は・・・
こんなに成長しておりました!!
びっくりです!枯れるどころか、あのか細かった苗がッ!!しっかりとしておりました!
ハウスの中は日中約30度、夜間は約15度
早速ですが、
灌水チューブでの水やりは2~3日に1回
水分が少ないのでは?!と思われますが、
水が多いと根腐れやカビの心配が出てきます。 逆に少なすぎると花の背が伸びません。
大切なのは丁度良くすること。
その年により天候も気候も違います、これも1日そこらの経験ではなしえません。
1日1日の積み重ねが経験になり、職人の〝勘〟になるのかと思いました。
そして、今大事なのが〝除草作業〟
雑草はとってもとっても毎年生えてくるそうです(涙)
写真の筒井さんがつかんでいる雑草はトゲがあり、昨年大事なトルコキキョウに絡まり収穫するのに大変だったそうです。
加えてマルチの下に生えているので、パッと見ためだけではわかりません。
でも、筒井さんの目はごまかせません!昨年発生した場所やマルチのふくらみ具合いで、そこに雑草がある!とわかるそうです!すごい!!
暑いハウスの中での作業は本当に過酷です。
これからますます気温が高くなる日が増えていきます。
もう少ししたら、ビニールハウスのビニールを一枚剥ぎ、今度は遮光ネットを張り、温度管理をするそうです。
綺麗な花を咲かせるための作業はまだまだ続きます・・・
本日は強風により、ネギのハウスが剥がされてしまい、修繕にお忙しいときお邪魔いたしました。
お忙しいところありがとうございましたm(_ _)m
成長した茎から脇芽が出てきます
芽が出るのは成長なので、良いことなんですが、茎が多いと栄養が分散されてしまい、丈が伸び悩む原因に・・・
また花大きく育たなかったりと、弊害が出ます。
ヒゲと同じではやしっぱなしは良くないんです!
きちんと手入れをし始めて品質のよいものができ上がるんです!
小さいうちにパチパチと切っていきます。
この作業根気がいります。
しばらくこの作業とみずやり、温度管理の日々が続きます・・・
最初はパッと見、枯れたの?!と見間違う色合いが
徐々に淡い色となり・・・
鮮やかなパープルになりました!
一番花は剪定のときに切り落とされる。
一番最初に咲いた花は、一番最初に枯れるため剪定の段階で、切り下ろします。
黄金バランスは、開花した花3つにつぼみがたくさん。
今後の作業として、温度管理と水やりが決め手になってきます。
ハウスの天井には〝遮光ネット〟が張られております。
これで直射日光から花を守ります。
ところで・・・気になる元気ちゃんの苗の様子です。
こんなに大きくなりました!!
ところどころ穴空きなのは勘弁してください;
すくすくと成長しております
ところが・・・
画面中央下の方にちょうちょがいるのが見えますでしょうか?
ちょうちょ幼虫はやわらかい葉っぱをパクパク食べてしまうんです。
ここでも困ったちょうちょです(涙)
虫を退治し、温度に気を使い、水分を調節してあげる。
筒井さん、こころなしか、黒さに磨きがかかったような気がしました。
さぁ次回〝元気ちゃんの自由研究〟収穫の時期が刻々と近づいております。お楽しみに・・・
種まきから半年が過ぎ去りました・・・
筒井さんより、きゅうりが終わったのでトルコキキョウへ専念できます!とご連絡をいただき、早速行ってまいりました!
本日元気ちゃん達は花束を作るため、自由にお花を選んでよいとお許しをもらい、自由きままにお花を選びました!
まずは収穫の様子からご覧ください♪
花一本一本を確認し、花が4つ付いていたら収穫します!
開花の具合いを一本一本チェックしながらの収穫は、収穫時を瞬時に見極める的確な判断力が必要とされる作業です。
今年の夏はとにかく暑い・・・
こころなしか、筒井さんも真夏のハウスの作業でスマートになったような・・・なっていないような・・・
ただそこにいるだけでも汗の流れる暑さのハウスでの作業は、いくらか過ごしやすくなる、朝と夕方行うそうです。
さて次はいよいよ最終回!
元気ッズ☆の花束はどうなったでしょう!
お楽しみに・・・
元気くんへ出荷される花束はこうやってできあがります。
ひとつひとつに想いを込めて、大切に育てられた花がたくさんの方の元へ届きますように・・・
筒井さんとすっかり仲良くなった元気ッズ☆
最後は筒井さんの華麗なツッコミが入ったところで、2018年の元気ちゃんの自由研究は最終回となります。
また来年、今度は何をクローズアップしようか、元気ッズ☆は元気モリモリにみどりの管内を駈け巡ります!